寛大さは伝染します

与えたものが相手にどんな利益をもたらすかを考えます
困っているひとを助けると勇気がでます
花を育てる

慈愛

見返りを期待した贈り物をしない
ネガティブな心と自慢話は失敗のもと
右脳
ひとを非難すると自分は進歩しない
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慈愛を高める

■慈愛を高める
 No.1
 No.2
 ◆慈愛

■表面的なとらえ方
●右脳
●ネガティブな心と自慢話は失敗のもと
●ひとを非難することをやっていると自分は進歩しない

■知的なとらえ方
●慈愛
●花を育てる
●見返りを期待した贈り物をしない

■スピリット的なとらえ方
●与えたものが相手にどんな利益をもたらすかを考えます
●寛大さは伝染します
●困っているひとを助けると勇気がでます


 講座18:慈愛を高める

  良好な人間関係であったり、自制心や思いやり。協調性であったりします。 アメリカの概念で言えば「EQ」のようです。

 似た言葉にIQというものがあります。これは、従来の能力の判断基準で、Intelligence Quotient 、専門知識や技術はこれに寄るところが多いものでした。
しかし、キーワードとしてでてきたのが、EQ、Emotional Quotient です。直訳すると、情動の知性、あるいは、感情の知性です。
 人生、仕事の80%はEQで決まると言われています。
日本ではEQは"社会的知性"、"心の知能指数" と考えられています。
「IQが同じでも人生に成功する人とそうでない人がでてくるのはなぜか?」 EQ研究はこんな疑問から出発しました。
 米国イェール大学のピーター・サロベイ教授と ニューハンプシャー大学のジョン・メイヤー教授が 1990年に理論としてまとめました。
その後、1995年アメリカのジャーナリスト、ダニエル・ゴールマン氏によって 『EQこころの知能指数』として出版され、実社会での活用が説かれました。『TIME』誌が特集記事の中で紹介し、EQという言葉を使用しました。
つまり「人生で成功することが出来るかどうかはこのIQの高さではなく、むしろEQの高さである」という記事です(1995年10月9日号)。これは、これまでの「人生の成功=IQの高さ」の考えを根底から覆すショッキングな内容だったので、大きな反響を呼びました。日本には1年遅れで紹介されました。『EQこころの知能指数』は世界各国でベストセラーになりました。
  典型的な例は、一流大学卒業のエリートの挫折があります。
仕事をまかせると一人で出来ない。周囲の人との人間関係がうまくいかずにトラブルを起こす。一度失敗すると自信喪失に陥り、 正常な状態に戻るまで時間がかかる。といったようなケースです。ある市のある課には、部屋の中心にコンピュータで囲まれた形でしきられた部屋のようなところがあり、そこにそのようなひとが、一日なにもしないで座っているといううわさがありました(平成10年ころ)。ほんとうかどうかはわかりません。

 過去の職業生活では一定の知識と技術があれば、あまり苦労することなく仕事をこなせました。自動的に昇進し、部下もそれなりに仕えました。
 しかし、低成長の時代になり、企業間や社員間の競争が激化し、その競争に打ち勝つためには、これまでにないあらたな能力が必要になってきました。たとえば、顧客との関係では、顧客の立場に立ってものごとを考える力や、顧客との人間関係をつくる力、顧客の気持ちを感じ取る能力や思いやりといった力です。
こうした、能力があってこそ顧客とのよい人間関係ができて、企業活動を有利に展開することができるということは容易に想像できます。
また、社内においては、チームワークがより必要な時代になってきました。つまり、チームメンバーのことを考える力や、チームメンバーと力を合わせて仕事をする協調性が求められます。

続く

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